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十五夜

「十五夜」はお月見をする習わしがあります。「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とも呼ばれ、今年は9月10日(土)です。この頃はイモの収穫期に当たるため、別名「芋名月」。月見団子、サトイモやサツマイモなどのイモ類、ススキ、秋の七草などをお供えして、実りの秋に感謝しながら名月を鑑賞してみてはいかがですか。

大気が澄んで月が美しく見えるため、中国では唐代の頃から「中秋節」という観月の宴を催していました。日本には平安時代に伝わり、貴族が十五夜(中秋の名月)を鑑賞するように。江戸時代にはこの風習が作物の収穫祭と結びついて庶民の間にも広まり、豊かな実りの象徴として十五夜(中秋の名月)を鑑賞し、お供え物をして感謝や祈りを捧げるようになりました。
十五夜のお供えの定番は月見団子。月見団子は穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったことが始まりと言われます。月に見立てた丸い団子をお供えし、それを食べることで健康と幸せを得られると考えられていました。
十五夜では団子を15個お供えします。並べ方は、下から9個、4個、2個。

私が顧問をしている3園では、団子は「咀嚼力」「飲みこむ力」が月齢によって異なるために、豆腐を利用した団子を作っています。タンパク質も旺盛でとても大人気です。高齢者の食事にも利用できます。
是非作ったみてくださいね。

豆腐のみたらし団子
(材料)2人分              

絹ごし豆腐100g ・白玉粉100g    
たれ(醤油20g ・ 砂糖20g ・ みりん20g ・
片栗粉20g)
(作り方)
1.豆腐を水切りし、手でつぶす。
2.1に白玉粉を混ぜてねる。
3.耳たぶ位の硬さになったら丸める。
4.たっぷりの水で茹でて、上に浮いてすくって、水を張ったボールに浸す。
5.たれを作る。
6.4に5をかける。